こんにちは。髙塚修治です。
「売り上げをあげたい」「集客をしたい」「今ある課題を解決したい」と思ったときに皆さんはどのような行動(施策)を取りますか?
- 情報を集める
- 誰かに教えてもらう
- 本を読む
- セミナーや講座に通う
どれも間違いではありません。
「どうせ行動しろと言うんだろう」
という声も聞こえてきそうですが、もちろんそれも大正解。
ただ、今日お伝えしたい事ではありません。
Contents
改善すべき本当の課題は何か!!
情報を集めることも、本を読むことも、行動することも課題を解決するための手段でしかありません。
課題の解決を考える前に、解決するべき本当の課題を見つけてから、改善する方法を考える必要があります。
売り上げをあげたいから、集客に力を入れるは間違い
例えば、「売り上げをあげたいから、集客に力を入れたい」という相談があるのですが、一見普通の相談のように思えます。
しかし、見方を変えると売り上げが上がらない原因を集客力が低いと決めつけていると言えます。
集客しなくても、売り上げ上がるかもしれない
売り上げが上がらない理由の仮説を考えてみると
- もしかしたら、売り上げが上がらない理由は、商品力が低いからかもしれない
- もしかしたら、売り上げが上がらない理由は、価格が安すぎるからかもしれない
- もしかしたら、売り上げが上がらない理由は、市場が求めていないからかもしれない
- もしかしたら、売り上げが上がらない理由は、競合他社のサービスが良いからかもしれない
- もしかしたら、売り上げが上がらない理由は、集客力が弱いからかもしれない
など、課題の原因となる要因はたくさんあります。
そもそも売り上げが課題ではなく、仕入れ原価がかかりすぎて純利益が少ないかもしれません。
問題の仮説を考えるメリット
問題が何か仮説を立てることで、以下のメリットがあります。
- 何が問題で、なにが問題ではないのか、切り分けができる
- 無駄な情報に振り回されない
- 解決するための行動に無駄がなくなる
- 仮説→検証を繰り返すことで仮説がパワーアップする
問題解決の行動をする前に、課題が何か仮説を立てることが大切
現状を変えたい。今の問題を解決したいと考えた時に「何をするか」「どのような対策をたてるか」など手段に意識がいきがちです。
その前に、立ち止まって「解決すべき課題は何か」を考えてみましょう。
きっと次に何をするべきか、または何を後回しにして良いのか見えてくることでしょう。
参考図書 内田和成著書 仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 東洋経済新報社 (2006/3/31)