こんにちは。佐賀と東京でWeb制作、ウェブ解析士として活動している髙塚修治です。
今日は「WordPressってSEOに有利なんだよね?と言われて驚いたエンジニアの話」です。
WordPressはCMS(content management system)の一つです。今日のところは「Webサイトのページを追加、削除、編集するのに便利なもの」くらいに思ってもらえればOKです。
この仕事をしていて、時々耳にするのが「WordPressってSEOに有利なんです」という言葉です。
SEOについてはこちらの記事を参照してください。
私の仕事の一つにフロントエンジニアとしてWebサイトを作成する業務があります。その時にWordPressを使ってWebサイトを作る場合もあるし、WordPressを使わないで作成する場合もあります。
WordPressを使った場合の仕組みも、使わない場合の仕組みも知っている立場としては最初は
「何言ってるの??この人」
と思いましたが、よくよく考えるとSEOでの流入を考えているお客さんには私もWordPressをすすめていますので、あながち間違いでもないなと思いきちんと説明しようと思います。
Contents
WordPressの仕組み
WordPressがSEOに強いかどうかを説明する前に、WordPressの仕組みについて解説をします。
WordPressを使わない場合
一般的にはHTMLとCSSというプログラミング言語を使って作成されます。例えばあなたがラーメン情報、カレー情報、お寿司情報の3ページからなるサイトを運営しているとします。プログラム上はラーメン、カレー、お寿司と3つのファイルがあり、ユーザーが選んだページに該当するプログラムが呼び出されます。
図にするとこんな感じ
3つのファイル(ページ)から必要なものを選んで表示します。
WordPressを使う場合
WordPressでWebサイトを作る場合は、データベースに保管された情報の中から必要な情報を取り出して表示する仕組みになっています。
さらにややこしいので図で説明します。
データベースに保管された情報の中から必要なものを選択して、表示させます。
勘が良い方はお分かりいただけたかもしれません。
「一緒やん!!!」
そうなんです。WoprPressを使った場合もそうでない場合も、裏側のプログラムに違いがありますが、表示される結果は同じなのです。
表示されるのはお寿司情報なのです
そもそもツールとSEOを結び付けて考えることが間違い
googleさんはユーザーにとって有効な記事を上位に表示させたいと考えています。例えば「ラーメン 東京」と検索された場合に東京にある美味しいラーメン屋さん情報を上位表示させたいはずです。Webサイトがどうやって作られたのかは関係ないのです。
厳密にいえばツールによって多少の有利不利はあるかもしれませんが、SEO施策のなかでは優先事項ではありません。
ではなぜ「WordPressってSEOに有利なんです。」と言う人がいて、髙塚もWordPressを勧める(場合が多い)のか
それは長くなってきたので次回のブログで説明します。
Webサイト制作を検討されている、皆さまの参考になれば幸いです。